新元号が公表されました(コラム)

「平成最後の~」という枕詞を聞き始めたのがつい最近と思っていたら、いよいよ五月から新元号になります。

先日発表された新元号『令和(REIWA)』の典拠は万葉集の巻五、梅の花の歌三十二首の序文で、漢籍ではなく日本の古典(国書)から選定され、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味を込めたそうです。生前譲位なこともあり、国民の新元号への関心が強く、様々な声が聞かれますが、時間の経過とともに慣れ親しんでいくでしょうし、込められた意味に相応しい国民になるよう一人ひとりが努力していければ良いのかなとも思います。
核家族化や少子高齢化が進み、多死社会が訪れる中で、人間関係は希薄すぎる状態になり、地域包括ケアシステムを地域の実情に合わせて構築していくのはなかなか一筋縄ではいかないですが、各地域で奮闘している市民や専門職の方々も多くいらっしゃいます。その時代に合った繋がり(互助はいまスマホのアプリを使って構築していける試みもあります…)を熟年、中年、壮年、青年、少年等それぞれの層で互いに歩み寄りながら価値観等を尊重し、各々の層を慮りながら構築していければ良いと思います。
いつの時代も、その象徴は子どもたちであり、彼らはその時代を生きる大人たちの映し鏡です。「令和」という時代の中心を担っていくであろう今の子どもたちが素敵な未来を描けるように、大人が自律して子どもたちの手本となるよう意識して過ごしていければと思います。
文責:A