平成30年度第3回船橋在宅医ネット研修会

平成301024日(水)に第3回船橋在宅医ネット研修会が船橋市保健福祉センター大会議室で開催されました。参加者は約60名で医師をはじめ、看護師や薬剤師等多職種の方々が参加していただきました。順天堂大学医学部附属練馬病院の救急・集中治療科の坂本壮医師より【救急医のあたりまえ~在宅医にお願いしたいいくつかのこと~】と題して講義をしていただきました。講義内容は所感になりますが、脳卒中や心疾患、疼痛など高齢者において出現率が高い症状にスポットを当て、救急医の視点で正確な鑑別をするためにはどうしたら良いのかといった内容は、症例を用いることにより、聴講者にとって非常に理解しやすく、有意義な時間を過ごすことができたのではないかと思います。

また、バイタルサインは体温・血圧・脈拍の他に、呼吸数や意識状態も含めて把握し、そこから様々な疾患を疑い、あらゆる視点でアンテナを張り、疑って絞り込んで鑑別をすることの大切さが強く伝わってきたように感じました。疼痛においては特にその発症様式と疼痛時間に着目することが重要といった先生のわかりやすいお話は、「普段と違うを見逃さない」ための大事な内容であることから、多くの関連多職種の皆様にも理解を深めていただけたと思います。私は設営も兼ねておりましたが、途中で聞き入ってしまい、両立することが大変でした…。講義後の質疑応答等含めて参加者と講師との活発な意見交換も行われ、非常に有意義な時間となったのではないかと感じております。

今後も定期的に開催予定で、次回はまだ未定ですので決定次第お知らせしたいと思います。ふなぽーとのホームページでも掲載予定ですので、開催案内をご覧になった方々はぜひ参加してみてください。

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